キャリアがないヤバめの30代を転職エージェントがねじ込んだ話
キャリアがない30代は、就職するのが非常に難しいです。
しかし、転職エージェントに登録すれば就職をスムーズに実現できます。
なぜなら、就職活動をサポートするノウハウを有しているためです。
この記事では、キャリアがない30代を転職エージェントはどのように就職に導くのか、利用の流れに沿って順番に解説していきます。
転職エージェントへの登録と面談
登録は簡単な質問に答えるだけで完了する
転職エージェントへの登録は、公式サイトから行います。
10個程度の質問への回答を入力するだけです。
| 会員登録時の質問例 |
| ・転職希望時期・希望勤務地・転職回数・経験した業種・経験した職種・直近年収・氏名・メールアドレス・生年月日・住所（都道府県） |
会員登録が完了すると、転職エージェントから面談に関する案内が届きます。
覚えておきたいのが、キャリアがない30代は登録拒否されることがあるということです。
転職エージェントは、基本的に就業経験がある人をサポートしています。
そのため、キャリアがない30代は登録を拒否されてしまうケースが少なくないです。
キャリアがない30代へのサポートを実施している「ハタラクティブ」や「リクルートエージェント」「JAIC」といった転職エージェントを選んで登録する必要があります。
参考：【30代未経験】キャリア/スキルがない人に勧める就職/転職エージェント
担当者との面談
会員登録を済ませると、面談予約の案内がメール・電話で届きます。
日時予約をしたら、いよいよ面談です。
面談の際は、以下のものを持っていくとスムーズに進みます。
| 面談時の持ち物 |
| ・筆記用具・A4サイズの用紙が入るカバン・履歴書・職務経歴書 |
| 面談時の服装 |
| スーツ、もしくは、オフィスカジュアルを意識した私服 |
キャリアアドバイザーやコンサルタントと呼ばれる就職・転職サポートの専門員が面談を通じて、適性やアピールポイントを分析し、就職までのスケジュールを立案してくれます。
「キャリアがない」「30代」といった、転職市場においては一見ネガティブな要素であっても、しっかりとサポートしてもらえるよう、希望や疑問はすべて転職エージェントに伝えるのが良いです。
面談の内容をもとに、求人の紹介が行われます。
参考：30代で未経験な職種への転職はできる？キャリアチェンジ成功のための秘訣とは
転職エージェントがキャリアがない30代に紹介してくれる求人とは？
転職エージェントは、さまざまな求人を保有しています。
そのなかで、キャリアがない30代に紹介してくれるのは、「未経験可でポテンシャル採用を実施している企業の求人」です。
| ポテンシャル採用とは？ |
| 人柄や向上心といった部分を評価し、採用の可否を決める採用方法のこと。 |
未経験というのは、実務経験がない仕事を意味しています。
未経験可でポテンシャル採用という条件は、求人票では分からない情報です。
しかし、転職エージェントなら、キャリアがない30代の就職を実現するために、何千〜何万とある保有求人の中から最適な求人をピックアップしてくれます。
就職を実現できそうな求人を紹介してくれるだけでも、転職エージェントを利用するメリットは大きいです。
応募しない場合は理由を添えて断るのが大切
紹介された求人に応募しない場合は、理由を添えて断るようにすると良いです。
担当者の理解を深めてくれるので、提案力アップが期待できます。
参考：30代向けおすすめ転職エージェント比較 | キャリア別に役立つサービスと選び方
履歴書・職務経歴書の添削で企業へのアピール力を向上
求人への応募には、履歴書や職務経歴書といった応募書類が必要です。
キャリアがない30代が応募書類を作成すると、空欄が目立ってしまいます。
そのままでは書類選考通過は望み薄です。
転職エージェントを利用していれば、応募書類の添削を依頼できます。
添削の主なポイントとなるのが、「どんなスキルを持っているか」「どのように仕事に取り組んできたか」「応募企業が求める人物像にマッチした書き方をしているか」の3つです。
選考に通過できる、アピール力の高い書類を作成するためのサポートを行ってくれます。
参考：30代におすすめの転職エージェントとは？タイプ別に11社紹介します！
応募書類は予め作成しておくこと
転職エージェントの書類添削は、作成済みの応募書類に対して行われるサービスです。
事前に履歴書・職務経歴書を作っておく必要があります。
転職エージェントが推薦状で企業に売り込んでくれる
応募書類が完成したら、求人に応募します。
転職エージェントが代行してくれるので、応募する求人を選ぶだけで大丈夫です。
転職エージェントでは、求人に応募する際に、応募書類と一緒に企業に対して応募者を推薦する「推薦状」を送付しています。
| 推薦状に記載されていること |
| ・応募者の人柄・応募理由・マッチングしていると考えられる理由・応募企業の業務に活かせるスキル |
上記を文章にして、あなたを企業に売り込んでくれます。
推薦状は転職エージェントの担当者が第三者目線で応募者を分析したものです。
企業の採用業務を手助けするものでもあるので、キャリアがない30代であっても書類選考通過に期待が持てます。
ただし、推薦文は担当者によって質が左右されるので注意が必要です。
求人への応募前に一度目を通させてもらうと良いかと思います。
転職エージェントが企業から信頼されているかどうかも、推薦状の効力に関わる要素です。
「キャリアがない30代」というのは、転職市場においてはマイナスな評価となります。
知名度の高い転職エージェントから推薦してもらうのがおすすめです。
参考：30代でスキルなしの男性は転職できない？おすすめの資格や職種一覧
面接対策でキャリアがない30代でも自信を持って面接に臨める
転職エージェントの面接対策を利用することによって、面接に対する不安を払拭することができ、内定獲得の可能性が高まります。
面接に苦手意識がある方は、できる限り利用するのがおすすめです。
面接対策では、転職エージェントの担当者を面接官に見立てた模擬面接をしたり、面接でよく聞かれる質問とその回答例などを教えてくれたりします。
ビジネスマナーのアドバイスもしてくれるので、キャリアがない30代も安心です。
書類選考に通過した企業の面接対策では、過去のデータを参考に、実際の面接で聞かれた質問を含めて構成された、より実践的な模擬面接を行ってくれます。
本番さながらの緊張感で行われる模擬面接を複数回行えば、自信を持って企業との面接に臨めるようになるはずです。
参考：30代の未経験転職は厳しい？成功のコツやおすすめの職種・資格をご紹介
内定を得たら転職エージェントで労働条件を確認する
無事に内定を獲得したら、労働条件通知表で求人票と違いはないかを確認します。
間違いがあったときにすぐに対応できるよう、転職エージェントの担当者と確認するのがおすすめです。
労働条件に間違いが無い場合は、内定承諾書にサインして入社日を決めます。
入社日の調整は転職エージェントが行ってくれるので、スケジュールや入社希望日を伝えておくだけで大丈夫です。
就職が決まったら、通常であれば転職エージェントを退会し、就職活動が完了します。
しかし、キャリアがない30代をサポート対象にしている転職エージェントは、入社後のアフターフォローを実施しているところも少なくないです。
初めての就職で不安がある方は、入社後の働き方やトラブルに備えて、引き続き相談可能かどうかを確認すると良いかと思います。
参考：30代におすすめの転職エージェント14選｜選び方や利用のコツ・注意点も紹介
よくある質問
ここでは、キャリアがない30代の就職活動に関するよくある質問をまとめました。
短期間で就職するのは難しい？
中途採用枠での応募となるため、短期間で就職するのは難しいです。
中途採用を実施する企業は、基本的に即戦力人材を求めています。
キャリアがない30代というのは、「即戦力」という視点からは外れるため、ポテンシャル採用を実施している企業の求人を探すことが先決です。
転職エージェントを利用すれば、最適な求人をピックアップしてくれます。
どの業界に応募すれば就職の可能性が上がりますか？
就職の可能性を僅かでも高めるのなら、人材不足の業種・職種に絞るのがおすすめです。
具体的な例としては、以下の仕事が挙げられます。
| 人材不足な業界 |
| ①IT・WEB業界②介護・福祉業界③配送業④小売業⑤建築業⑥営業職 |
人手不足な業界は、未経験でも広く採用している企業が多い印象です。
キャリアがない30代でも、他の業種・職種と比べて内定獲得のチャンスがあります。
中でも、IT・WEB業界と介護・福祉業界は今後の更なる需要拡大が見込まれる業界なので、将来性も抜群です。
転職エージェントはたくさん登録した方が良いですか？
転職エージェントは、複数を利用するのがおすすめです。
求人を多く得られることに加え、複数の担当者からサポートやアドバイスがもらえるため、就職活動を有利に進められます。
しかし、スケジュール調整や連絡の頻度が増えてしまうので、併用する場合は2～3社程度にするのが良いです。
まとめ
キャリアがない30代が転職エージェントを利用した際の流れを解説しました。
転職エージェントは、就職希望者に不利な要素があっても、内定獲得の可能性が高い求人をピックアップしてくれたり、推薦状で企業に売り込んでくれたりすることに加え、選考対策を行うことで就職希望者の不安を払拭してくれます。
キャリアがない30代は、積極的に転職エージェントを利用するのがおすすめです。
就職の可能性がアップします。